2017年12月13日水曜日

WRF GFSのバグ

ご無沙汰しております,UMAです。


今回は,NCARの気象モデルWRFに関するバグ情報です。

なんでも,GFS(NCEPの全球予報システム)にアップデートがあったそうで,
アップデート後の新しいデータを使ってWRFを動かすと落ちるみたいです。

具体的には,GFSのデータのうち地表面のデータ(地温・土壌水分など)が変更になり,
WPSでそれらを処理した時にエラー値がそのままの値で残ってしまいます。
そのままWRFを回すと,地温がエラー値の9.9×10^20とかなので一瞬で発散する,という。

参考:
WRF本家のサイト


これの対策としては,新しいWPS(バージョン3.9.01以降)を使うこと。
新しいungrib.exe・Vtable.GFS・METGRID.TBL.ARWを使えば
問題なくエラー値が処理できます。


はじめこのバグに出くわした時は鉛直流が300 m/sとかになって,
流石にびっくりしました(笑)。

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